November 12, 2005

アレン・セイ と 日本

119f5371.bmp私は子供の絵本を読むことが好きです。ズース、ブラウン、アンデルセンなど作家はもちろん好きな作家で本棚においており、陸に読みながら自分で楽しんでしまいます。そしてアレン・セイも好きな作家の一人。

アレン・セイ(Allen Say)っておそらく日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは代表する童話作家・イラストレイターです。 彼の絵本は童話界で最も名誉であるカルデコット賞を獲得し、たくさんの読者に好評です。

アレンの童話は彼の日本での生活が伝記的に書かれていて、優しく、時には寂しく、読者の心を揺らします。彼の本から日本に興味が湧くアメリカ人も少なくないと思います。

アレン(コウイチ)セイは1937年、韓国人の父親と日系のアメリカ人の母との間に横浜で産まれます。戦前、アメリカとの摩擦が強まる中、アレンは日本人として育てられ、英語は教えられませんでした。

8歳の時に両親は離婚。父と一緒に暮らしていましたがうまく折り合いがつかず、母側の祖母と暮らそうとします。しかし娘の破談を許さない祖母を嫌い、16歳になるとコウイチは母の故郷アメリカへ渡米します。

戦争直後のアメリカ、日本人に対しての偏見と語学の不自由さ、アレンへの迫害は凄まじかったようです。そんな中、彼は英語を独学し、好きだった絵を描き続けます。

大学の途中で戦争に徴兵され、建築家になる夢を断念し、軍隊で写真を学びカメラマンとして戦地へ向かいます。

帰国後、カメラマンとして生計をたてながら、Tree of Cranes, Grandfather’s Journey, Tea with Milk など数々の心温まる作品を生み出すのです。

日本の文化や習慣、家族への愛、そして時代の移り変わりなどを繊細に表現した児童作家、アレン・セイ。

もし、店頭に彼の本を見かけましたら、ぜひ、読んでみて下さい。


You may not have heard of Allen Say, but he is a popular American children's book author.  He writes about his childhood memories of Japan, and his stories are funny, tender, sometimes sad, and always touching. I've heard that many Americans became intrigued about Japan by reading his books.

If you have the chance, I hope you'll take a look at his writing, and for those not already acquainted with Japanese culture, this is a great introduction!



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Posted by robin_elise at 00:04Comments(378)TrackBack(1)アメリカならでは

November 05, 2005

オムツなし?

0b865be2.JPGオムツをかえるということは大変。

まず、陸はじっとしていない。体を曲げたり、立とうとしたり、手で、オムツを引っ張ったり。疲れているときは、大声で泣き叫んだり。

ようやくオムツを穿かせると、今度は脱いだズボンを穿きなおすにまた一苦労。

穿いた白いオムツがドナルドダックのようなお尻になって、リビング・ルームを駆け回りる。仕方なく、ズボンを片手に部屋中を追いかける始末。(まぁ、子供を持つ親だら誰でも経験することですけどね。)


そこで、二週間ぐらい前に読んだNYタイムズの記事を思い出す。この記事によると、生まれて3ヶ月後の子供にはオムツは必要ないとのこと。

なんでも、子供はププーやオシッコをする時、表情や態度が通常の時と少し異なるので、敏感にみていれば何時するか予測できるそう。そして、彼らがププーやオシッコをする前の瞬間にオマルに座らせれば良いだけ。

これを習慣にすればオムツの必要はなくなり、1児あたりのオムツ額$3,000がうくと人類学者、メレディス・スモール。

ふーん。(笑)まぁね。でも、これを習慣にするのは、仕事している、していないにかからわず、私達にはまず無理でしょうね。

子供を24時間、その理由で観察できませんし、自分の時間も欲しいしね。それに、もし、予測を間違えたら、部屋が大変な事になってしまう。(笑)

だいいち、何をするにもどこへ行くにも、オマルを片手にっていうのもね。

やはり、オムツは必要でしょう。

今日一日 笑顔で。


It is entertaining to imagine babies no longer needing diapers three months after their birth.

Wouldn't it be nice to have so much time on your hands that you could spend 24 hours a day searching your infants' facial expressions for these signs, rather than using diapers? I can imagine that anyone who did try this method would have quite a messy house in a matter of hours.
Yes, a real mess.

This NY Times article is especially amusing to a mother like me, who has such an uncooperative child as Riku when it comes to changing his diaper.

Well, I am looking forward to the day when Riku has graduated from needing diapers. But meanwhile, I will keep chasing him around the living room whenever it's time to change his stinky diaper!



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Posted by robin_elise at 00:50Comments(45)TrackBack(0)育児

November 03, 2005

ロザ・パークスと公民権運動。

11201912.jpg1955年 12月1日、一人の女性がアメリカの進路を変えたことを皆さんは知っていますか?

その女性の名前はロザ・パークス (Rosa Parks)。 当時、彼女は41歳、デパートメントストアーで仕立て屋のアシスタントをして普通に暮らしていました。そんな毎日の中、12月1日の帰り道、彼女はとても疲れていて、バスの前の方の席に腰を下ろします。 

アラバマ州では黒人と白人の差別が厳しく、彼女が座った席は白人だけにしか許されてない席。 運転手は彼女に後ろの席へ行け、さもないと警察を呼ぶと非難。ロザは その運転手に “You may do that。” 「(したければ)そうして下さい。」と答えて座り続けます。

運転手は警察へ通報し、2人の警察官がバスに乗り込み、彼女の手をとります。 一人の警察官は不思議そうに、後ろに動けば良いだけのことではないですかと促します。 ロザは、"Why do you push us around?” 「どうして貴方達は私達にこんな仕打ちをするのですか?」と優しく尋ね直します。

この件で、ロザはアラバマ州の人種隔離法を破ったという理由で$10ドルの罰金と$4ドルの裁判費を払わされます。

しかし、このバス座席事件はアラバマ州に住む黒人社会に強い影響を及ぼしました。

この事件をきっかけに多くの黒人はバスの乗車をボイコットし始めたのです。 黒人のタクシードライバーはバスと同じ料金でボイコットした人々の通勤をサポートしたり、また、自家用車を持っている黒人達はカープールを推薦したり。 

でも、ほとんどの黒人達はバスで行き来した道を歩きました。通勤時に何台ものバスが横で素通りする中、遠い道のりを一歩ずつ、4万人もの黒人達が歩くことに決めたのです。そして、彼等は1956年に最高裁判所がモンゴメリーのバスの規則が憲法にのっとていないと判明するまで、382日間も歩き通したのです。 

さらにロザのバス座席の事件は 公民権運動に拍車をかけます。Dr.マーティン・ルーサー・キングJRの運動、そして、公民権運動を支持する報道が進んでこのバス事件とロザ・パークスのアクションを取り上げました。そう、ロザ・パークスはアメリカの公民権運動の中で重要なアイコンになったのです。

10月24日、2005年、ロザ・パークスは他界しました。 

両親の離婚の後、教員の母に育てられた彼女。高校を祖母の世話のために途中で中断しなければならなかった彼女。貧しいながらもを公民権運動を影からサポートし続けた彼女。 

ロザ・パークスはバスに座っている時、大きな事件になるのを避けたかったと後に語っています。しかし、彼女の座り続けた勇気は、たくさんの人々を刺激し、アメリカの進路を大きく変えたのです。

彼女の貢献を心より感謝します。 

今日一日 笑顔で。

When I think of Rosa Parks, I think of her extraordinary courage. I wonder how she must have felt when she decided to remain in her front seat on the bus that December day in 1955, knowing that she would be arrested. For her, right and wrong was so clear, and she kept her integrity despite facing an unfavorable outcome.

Her courageous action inspired many people to protest this egregious discrimination, and it sparked great interest and motivation in strengthening the civil rights movement.

It was sudden to hear about her passing away, but her courage and life inspired the whole world.

Thank you Mrs. Rosa Parks for all your love and courage.


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Posted by robin_elise at 01:00Comments(82)TrackBack(0)アメリカならでは

October 31, 2005

ハロウィーンと黒猫

b2499df3.jpg今日はハロウィーン。
 
たくさんの衣装を纏った子供たちが、カボチャの袋を下げて、Trick or Treat (ごほうびくれなきゃイタズラするゾ。)と近所の家々へと出向かいます。
 
ご存知のようにハロウィーンはアメリカ独自な行事で、小さな子供を持つ多くの家族には大人気、家族ぐるみで盛り上がっているよう。(笑)

幸い、今日のシカゴは暖かく、沢山の子供達が我が家のドアステップへ訪れました。この日は最近引っ越した私達にとって、近所の人々に会う絶好のチャンス。子供達にお菓子を配りながら、隣人達と交流することができました。

さて、ハロウィーンといったらコスチューム。訪れた子供達の衣装は、定番のドラキュラ、白雪姫、黒いマントにくるまった死神はもちろんのこと、最近話題を集めた Mr。インクレディブルやパワーレインジャー(これホント)などなど。

また、友達の中には、市場品を避けて、自分でエルビスのコスチュームを縫いあげたお母さん、大きなハッポースチロールを食パンの形を切り抜いて、子供にピンクのつなぎを着せて「ハムサンド」のコスチュームをつくったお父さんなど、なかなか、親御さん達も一生懸命アイデアを絞り、惜しまぬ努力をしているよう。

さてと、我が家では。。。

ご覧のように、陸は黒猫に。私の場合、自分で衣装を縫おう、つくろうなんて勇気は全くなく、また手数もかけたくなかったので、昼休みに近くのショッピングセンターへ足を運ぶことに。

でも、黒猫のアイデアは、ショッピングする前から、もう決めていましたね。うん。選んだ理由は、陸の走り方が猫に似ている(?)こと、と「お母さんと一緒」のビデオで「マネキ猫」が彼の一番好きな歌と、いうことかな。(笑)

そんな黒猫の陸。なんとこのコスチュームが大変気に入ったらしく、着るたびに、ジャンプしながら家中を駆け回ります。本人もすっかり自分は「お母さんと一緒」の猫になったと信じ込んでいるよう。「Neko, Neko, Neko」と、走りながら歌っている始末。

でも、今日でハロウィーンはお終い。

お気に入りの黒猫の衣装を纏い、目を丸くしながら、沢山の仮装した子供達にキャンディを渡していた陸。はたしてこの子は明日もこのコスチュームを着たいと思うのかな。

まぁ、いずれにしても、この黒猫の衣装は思い出の為にずっと箪笥の奥に眠らせておくことにしましょう。

今日一日、笑顔で。

Today is Halloween and it was a gorgeous day for it! I got to meet the kids in the neighborhood, and Riku had fun answering the door to give them candy. The costumes ranged from little princesses and Snow White, to Power Rangers, and some grotesque monsters, of course.

Riku is still young enough for me to choose his costume this year, and he was a furry black cat. He loves wearing the costume, and goes around singing a song Neko-Neko-Neko when he sees himself.


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Posted by robin_elise at 12:14Comments(1049)TrackBack(0)アメリカならでは

October 29, 2005

ウィルバート・オードリー と トーマス

36e3c9ff.jpg夜になると、電車の音が遠くへ届きます。

耳を澄ますと、車輪が線路を行くリズミカルな音、ボーと闇夜を走る汽笛。

考えてみると、私達の家の近くには電車の線路があり、陸は生まれた時から、電車の音と共に生活していたのですね。 おそらく、陸はその優しく単調な機械音に安心感や居心地の良さを感じたのでしょう。

トーマスの原作者、イギリスの牧師 ウィルバート・オードリーThe Rev Wilbert Awdry も、そんな環境の中で育ちました。ウィルバートは英国のWiltshireで牧師の家庭に産まれます。彼の家は駅の直ぐ傍にあり、子供の頃、夜、ベッドの上で往来する汽車の音を聞いてはどんな汽車か想像しながら眠ったそうです。

そんなウィルバート、成人した後、父の職業を継ぎ牧師になります。そして、麻疹にかかり、寝付けない息子のクリストファーを眠らせるための、ベッドタイムストリーとして、トーマス・エンジン汽車の話を作り始めたました。クリストファーのベッドの横で、汽車の音を聞きながら、おそらく父と子は一緒にトーマスの話を語ったのでしょう。

ウィルバードは息子に語った話をまとめて、1945年、トーマス・ザ・タンク・エンジンを出版します。すぐさま英国で大好評になり、トーマスは一躍、子供たちの人気の本となります。 

それから何十年間、ウィルバート牧師はトーマスを書き続けましたが、定年をとっくに過ぎた彼には限界がきてしまい、26話を書き終わるとペンを置きます。

そんな中。クリストファーが今度は彼の息子リチャードを寝かしつけるために、トーマスのキャラクターを使って、この汽車の話を語りはじめます。そう、クリストファーは父のトーマスにさらに40話を書き加えることになるのです。

父と息子、その間に、二人で想像した夢の汽車のストーリー、なんだかそれ自体が御伽噺みたいですね。

さてと、陸と主人。。。

陸のお休みの時間だというのに、二人で一生懸命、線路を組み立てては玩具のトーマスを走らせています。

はたしてウィルバートとクリストファーみたいな関係になるかどうか。再び首をかしげる私。

今日一日、笑顔で。

I enjoyed learning how the "Thomas" stories and characters came to be, and I'm touched by this father's affection for his son, creating these stories for him to get to sleep. It's also dear that the author's son continued to develop the stories for his own little son.

These stories are timeless, and the characters' "humanness" is sweet and funny. I've been enjoying them in the evenings lately with Riku.

Have a wonderful day!


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Posted by robin_elise at 04:32Comments(2351)TrackBack(0)生活